献血された血液は?

さて、皆さんから献血をして頂いた血液は、その後どうなるのでしょう?

血液は検査・調製を経て保管し供給されます。

検査 まず、血液は血液センターに運ばれ、血液型検査・抗原・抗体検査・生化学検査などを行います。
血液型検査 ABO血液型検査・Rh血液型検査など
抗原・抗体検査 B型肝炎ウイルス検査・C型肝炎ウイルス検査・エイズウイルス検査など
生化学検査 総蛋白・アルプミン・コレステロールなどの検査 献血者全員に通知されます
血球計数検査 赤血球数・白血球数・血小板数などの検査 400mL・成分献血者に通知されます
調製 輸血医療は、現在成分輸血という、一部の成分のみを輸血する方法が主流です。ですから200・400mL献血による血液は、血液自動分離装置などを使い、血漿・赤血球・血小板に分離します。成分献血は、献血時に血漿と血小板を分けて採取するのがほとんどなので、分離はしません。分離された血液は、検査の結果を照合して、すべて合格した血液のみ輸血用血液となります。
保管と供給 輸血用血液は、冷蔵庫や冷凍庫など、それぞれの製剤毎に適した条件で保管されます。そして、医療機関から発注が入り次第、迅速に供給されます。

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